マンションの売却成功の鍵は売り出し価格の設定にあり

2019/05/08
不動産での査定や注意店流れ相場

マンションを売却しようと思ったときに、最も気になるのは「いくらで売り出せばよいのか。」という点ではないでしょうか。

マンションを売り出しても高すぎていつまで経っても買い手がつかなくても困りますし、そうかと言って安い価格で売却してしまって後悔してしまうようなことも避けたいものです。

そこで、マンション売却の売り出し価格を決めるときには、どのようなポイントに注意して決めれば良いのか、そして何をベースにして決めれば良いかのご紹介することにしましょう。

1.マンション売却の売り出し価格は希望価格と購入希望価格のギャップを少なくする

まず初めに、売り出し価格と実際に売却が成立した場合の価格がイコールでないケースが多いことを認識しておくことは重要なポイントになります。

売り出し価格は値引き交渉を想定した価格に設定

例えば、オークションの場合は、最低価格を設定してその価格からスタートし、購入希望者が複数いれば入札競争が行なわれ、落札価格はアップして行くシステムになっています。

けれども、マンションの売却の場合は、オークション形式で売り出されることはとても珍しいケースになります。大半の場合、マンションの売り出し価格からスタートして、買い手側から値引き交渉を行なわれてしまい、実際には売り出し価格よりも売却価格の方が安くなってしまうケースが多くなってしまいます。

そのため、買い手側からの値引き交渉をある程度想定した上で、売り出し価格を設定することは大切なポイントになります。

価格を値上げすることはNG

また、売り出し価格を設定して売り出した場合、購入を希望している方がいる場合、価格を値上げすることはNGになります。

買い手側の立場で見たときに、購入を希望した途端に価格が、値上げされてしまったとしたらどうでしょうか。その人を信頼出来る相手だとは思わないのではないでしょうか。

売り出し価格を設定するときには、売り出し価格が売買価格の上限になることを理解した上で設定するようにしましょう。

新築マンションの購入価格をベースにしない

売り出し価格を設定するときには、新築マンションを購入した場合、その価格をベースにして考えてしまいがちですが、新築の物件の場合は新築としての価値がプラスされた価格になっていますので、その価格は本来の価格よりも少し高めになっているケースがほとんどです。

そのため、購入した価格をベースにして売り出し価格を設定してしまうと、かなり高めの価格設定になってしまうことになりかねません。

値引き率が高すぎる価格設定もNG

そうかと言って、この値引き交渉を想定してかなり高めの価格を設定して、大幅な値引きを行なってしまうと、買い手側の心理として、何か問題のある物件ではないのかと疑われてしまう可能性も出て来てしまうこともあります。

こうした疑念を持たれてしまうことなく、売却を行なうためには、売り手側が希望する売却価格と買い手側が希望する購入価格の差を小さくすることは売却を成功させるための重要なポイントのひとつとして上げることが出来ます。

それでは、売り手側と買い手側、それぞれが希望する価格のギャップを少なくして売り手側の売却希望価格で売却するにはどうすれば良いのでしょうか。

その方法について詳しくみてみることにしましょう。

2.マンション売却の売り出し価格設定は最初に最低売却希望価格を決める

売り出し価格を決める時には、まずは、ご自分が希望する最低売却希望価格を決めるようにしましょう。

納得出来る価格を設定する

ご自分が納得出来る価格よりもはるかに低い価格で売却を行なってしまうと、後になって「売らなければ良かった…」と思ってしまうことにもなりかねません。

服やバッグなどであれば、手放してしまった後で同じようなものを購入することはそれほど難しいことでないかもしれません。けれども、マンションの場合、売却した物件と同じような物件を購入することはかなり難しいのではないでしょうか。

こうしたリスクを避けるためにも、ご自分で「この価格であれば売却しても良い」と納得することが出来る価格を最初に決めておくことは重要なポイントになって来ます。

住宅ローンの残高を考慮する

また、最低売却希望価格を決める時には、住宅ローンの返済が残っている場合はその残高を考慮した上で設定することも大切です。

マンションを売却することで、マンションの住宅ローンを返済出来る価格で売買が成立することがベストです。

売却希望価格の最低ラインは住宅ローンの残高を把握した上で決めておかないと、住宅ローンをダブルで抱えてしまってローンの返済に追われてしまうことにもなりかねませんので、十分な注意が必要です。

住宅ローンの残高が残っている場合は住み替えローンを利用することが出来る場合もありますが、やはりマンションの売却でローンが完済出来ることがベストであることに変わりはありません。

3.マンション売却には周囲の同じような物件の売り出し価格を調べる

最低売却希望価格が決まったら、次は、周囲の同じような条件のマンションの売り出し価格を調べるようにしましょう。

不動産業者の査定価格の適正を計る

こうした周囲の同じような物件の売り出し価格の調査は不動産仲介業者に依頼すれば良いのではないかと思われる方が多いかもしれませんが、不動産仲介業者に査定を依頼したときに提示される査定価格が実情に即しているかどうか確認するためにも、ご自分で調べておくことは大切になって来ます。

不動産仲介業者にとっては、長い時間物件を抱えているよりも、出来るだけ早く売買契約を成立させることの方が良いケースがあります。

そのため、他の同じような物件よりも少し安く売り出すことでなるべく早く買い手をつけることを優先してしまわれることもあります。

こうした事態を防ぐためにもご自分でマンションの適正価格をある程度把握しておくことは大切なポイントになります。

インターネットで検索すれば、同じような条件のマンションの売り出し価格は思いのほか簡単に調べることが可能です。

他にも不動産に関する折込広告やチラシなどでも知ることが出来ます。

売却最低希望価格の適正を確認

また、同じような条件のマンションの売り出し価格を調べることで、ご自分が希望している売却最低希望価格が、客観的に判断して適正な価格なのかどうか確認することも出来ます。

もし、ご自分が希望している最低売却価格が世間相場よりも高い場合は、売却が難しいことが予想されますので、価格の見直しが必要になって来ます。

4.マンション売却の売り出し価格は不動産仲介業者の査定価格を参照

同じような条件のマンションの売り出し価格を確認したら、次は、不動産仲介業者にマンションの査定を依頼しましょう。

複数の不動産仲介業者に依頼

マンションの査定を依頼する時には、必ず複数の不動産仲介業者に依頼するようにしましょう。それぞれの業者の査定価格を比較しましょう。

その中から、ご自分が希望する最低売却価格とご自分で調べた相場にマッチした価格の不動産仲介業者を2~3社ピックアップして、相談するようにすれば、効率良く行なうことが出来るでしょう。

査定を依頼するには

それでは、マンションの査定を依頼するにはどうすれば良いのでしょうか。

直接不動産仲介業者に出向いて査定を依頼する方法もありますが、平日仕事で忙しくて時間を取ることが難しい方には、インターネットを利用して以来されることをおススメします。

インターネットを利用して査定を依頼する方法としては、これからご紹介する不動産仲介業者にそれぞれ依頼する方法もありますし、一括査定依頼を行なうことが出来るサイトを利用することも出来ますので、是非、利用してみて下さい。

 

 

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5.まとめ

マンションを売却の成功には売り出し価格の設定が大きく左右してくると言えるでしょう。

売り出し価格は高すぎても安すぎてもNGですし、納得した値段設で売却することも大切なポイントになります。

売り出し価格を決める方法や注意点についてご紹介して来ましたが、適正な売り出し価格を決めるためには、信頼出来る不動産仲介業者に依頼することも、重要なポイントになって来ます。

そのため、不動産仲介業者を選ぶ際には、最初に、幾つか質問や相談を事前に用意しておき、親身になって相談に乗ってくれて的確なアドバイスをうけることが出来るか確認されることをおススメします。

 

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